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オリジナル絵の展示や、その時はまったゲーム絵、本の感想などごった煮です。
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 ブクログも愛用していますが、実はこちらの
 「読書メーター」さんも利用しています。
 丁度2010年初読みから記録していったので
 正確に2010年に読んだ冊数がわかると思いまして…
 これでみると2010に読んだ本は78冊。…あまり読んでないですね。

 最近、本を読んでいて思うのですが
 ものすごく早く読める本と、読めない本があります。


 面白くて、もうどんどん読んじゃう「アタリ」本なら何よりですが
 なんとなく文体、雰囲気と相性が良くて、
 あれっ、もう読み終わっちゃったという事もあります。

 逆になかなか読み進まない本は
 面白くない、というのは、まぁ好み問題なので
 当然読むのもなかなか進まないし、最後まで読み切れなかったりします。
 あと、作者さんがものすごく若くて、なんというか…ものっそ薄味すぎる本や
 文を書くのが苦手な私が見ても日本語としておかしい、とかですね。


 ただ、そのどれにも当てはまらないのに、
 なかなか読み終わらない本もありまして。
 この間、あさのあつこの「弥勒の月」を読んでいて
 しみじみ実感しました。「バッテリー」の時にも思ったんですよね…

 面白くない、わけではない。
 でも、「あれっまだ半分しか読んでないのか…」と途中で思ったりする。
 文体が苦手だったり癖の強い作者さんだったりすると
 なかなか話に入り込めない時も読み進むのが遅くなりますが
 別に読みやすい文体で雰囲気も嫌いじゃない。
 なのになかなか進まない。
 バッテリーも「なんでこれこんなに人気あるんだろう…」と首を傾げたものでした。
 あさのあつこが、この代表格ですね。
 不思議だなぁ、と思いまして。 

 話とか展開とか好きなんだけど、文や癖が強くて読むのすごい苦手、というのが
 舞城王太郎と森見登美彦、西尾維新ですね。
 読んでると、すんごいしんどいです。

 
 よく本を読んでいるので、たまに「好きな作者さんは?」「オススメない?」
 と聞かれるんですがそう思うと、この人が好き!と言い切れる人はいないような…
 伊坂幸太郎、乙一、小野不由美、恩田陸、宮部みゆき、有川浩、初野晴…
 上の作者さんの本は大体読んではいますが
 それでも全部が全部好き、というわけでもないし…
 上の作家で好きな一冊は?と聞かれれば答えられます。

 そう思うと新刊が待ち遠しい程好きな作家さんがいる、という人は
 それほど相性のいい作家さんがいる、好きな作家さんがいるというのは
 羨ましいな、と思います。

 
 上の話は別として、最近読んでいてよく思う事。
 食文化が変わって、固い食べ物が減り、柔らかいものが増えたと聞きます。
 本でも同じ印象を受けるのです。
 最近の本は…などと偉そうな事を言うわけではなくて
 一般に純文学とされるものや、印象として「深いなぁ」と感じる本は
 よく噛み締めると味が出てくる、逆に噛み締めないと良さがわからない、というか
 (ちなみに私は純文学が苦手なのでほとんど読んだことがありません)
 (なので批判ではなくて印象です)

 最近の本は柔らかくて良く噛まないでも飲み込めてしまうというか…
 栄養の入ってないウィダーインゼリー…、とまでいうと酷いですが
 トゥルっと飲んだ!うん、グレープフルーツっぽい味。さ、次いこうか~。
 みたいに読後爽やか、ではなくて読後の余韻なく読めるんですよね…
 
 それはそれでいいとは思うのですが、ちょっと寂しいような。 
 単に私の感受性が鈍くなっただけかもしれないですね…
 それはそれでちょっと寂しい気がします。
 読後、余韻を噛み締めて、思いを馳せちゃうような本に
 当たる確立が減った気がするなぁ、という話。

 (本来作者さんの名前を書くのに先生をつけないのは失礼かと思うのですが
  長くなってしまうので敬称を略させて頂いてます。すいません。)
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