オリジナル絵の展示や、その時はまったゲーム絵、本の感想などごった煮です。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ゆめをみた。
私は今はもうない 祖母の家の和室で寝そべっている。
縁側から見える庭は真っ白な夏の陽でうだるような暑さだが
畳はひんやりとしていて暑さを感じない。
何の音もしない。
背中のほうにある物置部屋から黴のような湿気た匂いがしている。
そういえば祖母の容態は良くなったのだろうか
そう思った瞬間
急に頭上から大勢の人間の声がし始めた。
話し合う声、笑いあう声、親が子を叱る声、子供の嬌声、
一体何があったのだろうと だるい体を起こして
縁側から庭に降りようとすると
ふいに 耳元すぐで子供の声がした
「 ここは九階ですよ 」
足が空中に踏み込んだ時、
ここは祖母の家ではなく自宅のマンション、
九階のベランダであった事を思い出した。
ああ、さっき祖母の庭に水を撒いた時
ホースに泥がついてしまった 巻き取るのが面倒だな
ゆっくりとバランスを崩しながら そう思った。
PR